【大阪万博出展「人間らしさを宿す、感情豊かな対話AI」を開発させていただきました】

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■対話AI「牛太郎」、公式プログラム向けにご提供

2025大阪・関西万博にて、日本の食・農林水産業の魅力を発信するプログラム『RELAY THE FOOD~未来につなぐ食と風土~』(農林水産省、国税庁、文化庁)が開催されました。

プログラム内では、一般社団法人日本畜産物輸出促進協会様が「和牛チャット」を出展されました。「和牛チャット」は和牛に関するさまざまな質問に、和牛の牛太郎が答えるAIシステムです。

弊社はご依頼を受け、その開発を担当いたしました。

 

 

 

■声を弾ませ喜ぶ感性、スネる愛らしさ──会話に命を吹き込む「人格あるAI」とは

弊社が目指すのはAIに人格を持たせること。あいづちや笑いなど、そのキャラクターらしい反応をさせることです。

誠実で寛容なキャラクターを牛太郎というAIで忠実に再現するために、最も注力したのが以下の3点です。

  • 相手の話に真摯にうなずく、共感を示すあいづちを打つ、着眼点を褒める、自分が勘違いをしたときには素直に謝るなど、会話を通して一貫してポジティブなコミュニケーションを取れること。
  • 独自の声優を起用し、「××モデル」を作成(一般的なAIはプリセットの声を使用している)。生の声を最大限に活かし、メロディー表現や非言語表現などの豊かな感情表現を実現すること。
  • 話の食い違いが発生しているときはそれを指摘して話題を変換したり、また、意味不明な回答にはその意味を問い直すなど、多様なシーンを想定した対話スキルを持たせること。

これらを牛太郎というAIに実装し、人間味あふれるリアルな会話を実現いたしました。

海外からの来場者も多いことから、日本語のみならず英語に対応したことも、今回の和牛チャットの特徴のひとつです。

この貴重な経験を活かし、会話生成エンジンの開発にさらに力を注いでまいります。

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『RELAY THE FOOD~未来につなぐ食と風土~』に関するプログラムの詳細はこちらをご覧ください。(リンクはhttps://theme-weeks.expo2025.or.jp/program/detail/66f29339070df.html)

■期間:2025年6月8日(日)~15日(日)

■会場:EXPOメッセ「WASSE」《South》