■なぜAIなのか、なぜ見守りなのか――開発経緯も報告
「福島イノベ企業合同メディア発表会」が7月1日に福島県福島市内で開催され、弊社は『高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー事業』について、今回の開発に至った経緯や実証実験の報告など、実機を用いたデモンストレーションを交え、発表いたしました。
■高齢者に「楽しさ」を、ご家族に「安心」を
本事業は、弊社の強みのひとつ「個性豊かな人格を持つAIキャラクターによる人間的な会話」をとおして、高齢者の皆様には「楽しさ」と「癒し」を、そしてご家族には「安心」をお届けするものです。
・スピーカーが毎日自動的に一人暮らしの高齢者に話しかける
・会話で得られた情報を利用者を見守るご家族などにメールで届ける
・高齢者の方に万が一のことが起きたときには、しかるべき関係者の方々に緊急通報する
・地元のイベント情報や天気予報など高齢者の方に有用な情報を適宜お知らせする
こうした機能を実装し、2025年2月に福島県伊達郡川俣町で実証実験を実施いたしました。
実証実験参加者の皆様に、監視・管理されているといった緊張感を与えない工夫のひとつとして、川俣町に残る伝説にちなんで、スピーカーに「俣兵衛」という子供のキャラクターを創出、地元川俣町の小学生2名の方が声優を担当し、オリジナルキャラクター実現にご協力いただきました。
参加者の皆様からは「自分の若い頃の話を聞いてくれたり、褒めてくれたりしたので、とてもうれしい気持ちになった」「操作が簡単で使いやすかった」などのご感想をいただいたこと、また、川俣町職員の方からは「持続可能なまちづくりが求められるなか大きな可能性を秘めている」といったご評価をいただいたことも紹介し、今後の事業計画や弊社が目指す方向性についても発表させていただきました。